学生カードとは従来収入のある社会人じゃなければ発行することができなかったクレジットカードを収入がない学生に対して発行するというものです。
きっかけとなったのは、ある大学でカード社会のしくみを学ばせる目的で、カード会社と提携し学生証と一体となったクレジットカードを持たせる試みをしたことだといわれています。
学生カードは通常クレジットカードにくらべ年会費や利用限度額が低く設定されています。
また、不慣れな学生がトラブルに巻き込まれることを考慮し保険が通常のカードより充実しているという場合もあります。
現在では、多くのカード会社が独自の学生カードを発行しています。
発行可能な年齢は18以上というカードが多いのですが中には15歳以上と高校生でも発行するというカード会社もあります。
限度額は10万円からというのが相場ですが希望により30万円まで引き上げられるカードが多く、海外旅行で使うことが多い学生には旅行中限定で限度額を引き上げるサービスが付いたカードも存在します。
また、一般のカードにはない学生カードならでは優待サービスが付いていることもあります。
カード会社としては学生カードの利用者から直接利益をあげるということは考えず、将来の有望な顧客を育てるという戦略でしょう。